ハリボテ探検隊

旅の途中

はじめまして&京急から見える風景

ブログを始めます

大学生がいろいろ書きます

楽しいことも、辛いことも、くだらないことも、アホなことも、多分アバンチュールも

 

 

 

 

 早速、ブログ書きます

日時:3/18 朝8:30過ぎ

区間:泉岳寺京急大津(堀ノ内で乗り換え)

         京成線、都営浅草からの直通

 

二人がけのシートで、僕は一番左側に腰かけた。窓側の席は好きだ。京急の赤色は気分を奮い立たせ、柔らかいシートは長時間の旅を快適にしてくれる。京成線使っている筆者は、最寄り駅では一日に数本しか見られない京急に憧れ抱いている。ちょうど見かけたときには、意味もなく乗ってしまうくらいだ。

 

 

品川から京急川崎まではかなりお年を召し、ツンと鼻をつく臭いのする女性が隣に座った。家族と来ているのだろう。座席から身を乗り出して大きな声で喋っていた。僕は鼻が利くので、窓に顔をくっつけんばかりにその小地獄を避けていた。

 

 

品川駅を過ぎてすぐに、大きな寺があり、境内には墓地がたくさんあった。失礼だが、この老人もここに入るのだろうか、などと考えてしまった。迫った死から生じる恐怖と焦りは、たいていの人間を貪欲にさせる。時にそれは昇華されて、後世に名を残す作品が出来る。

ちなみに、生物の本質は何か?と聞かれたら、僕は「セックスと死」と答えるだろう。始まりと終わり、それだけでいいなら人間はもっと楽に暮らせたかもしれないな。

 

 

京急川崎から堀ノ内では60才くらいの女性が隣に座った。ご友人3人と来ているらしく、僕たちの席の向かい側に残りの二人が座っていた。老後の行楽なのだろう。楽しいことや趣味は、体力のある若いうちに堪能しておくべきだというのが自分の意見だ。年を取ると、それだけで出来ることが限られてしまうということだ。

 

 

横浜駅を少し越えたところに、名もなさそうな小さく緑色の川が流れていた。色の濃い筋のようなものが見えたので、目を凝らしてみると、鯉が小さな群れを作って泳いでいた。ドブ川はちょっと寂しい感じがして、何となくノスタルジーと結び付く。子供の頃に母親と散歩した道に似合う雰囲気を出してくれる。今度書こうと思っているけれど、自分の子供の頃のどんな記憶にも、ノスタルジーの下地が塗ってある。

 

 

金沢八景を越えた辺りから、山がちになってきた。トンネルを抜ける度に景色に山が増えてくる。根拠もないけど、レベルアップしている気分だ。

ところで「雪国」の冒頭文は、最も簡潔に日本美を表現しているといっても過言ではない。

 

 

堀ノ内で二人がけとおさらばをして、普通電車に乗り換えた。すいている電車で、後ろを振り向いて風景を眺めている姿勢が好きだ。目的地が待ち遠しくて胸を踊らせているような、初めての景色に目を釘付けにしているような、無邪気で幼さのある雰囲気が良い。別にロリコンって訳じゃないケドね。

 

 

 

結論:京急好きだわ

以上。