ハリボテ探検隊

旅の途中

メンヘラ探検隊~サンリオピューロランド①~

 メンヘラとは、ネット掲示板2ちゃんねるメンタルヘルス板に書き込みを行う人々のことを指す。

 

 メンタルヘルス板では精神障害精神疾患などでメンタルヘルスに悩みを抱える人たちが書き込みを行っていた。ゆえに、本来はメンタルヘルス板を利用する人をメンヘラと言っていたのだが、精神疾患を抱える人たちという意味に転じた。

 

 また、本来の意味から逸れた、「かまってちゃん」や「やっかいなひと」を指す言葉としてメンヘラは誤用されることになった。そして、「メンヘラ女」という言葉は「かまってちゃん女」、「やっかいな女」ということを意味するようになった。もちろん、男女関係なくメンヘラは存在しているが、男の場合はメンヘラであるか関係なく「ダメンズ」と総称されるため、「メンヘラ男」という言葉は使われにくい。

 

 メンヘラ女の特徴については他サイトを参考にしてほしいが、メンヘラ女の基準は正確に決まっているわけではないので、変なひとを指さしてメンヘラ女メンヘラ女とは言わないようにしよう。

 

 散々メンヘラ女のネガティブキャンペーンをしてしまったような気がするが、メンヘラ女は「重い」「めんどくさい」「イタイ」などの実害を及ぼすだけではない。上手に見方を変えてあげれば、僕等に幸せをもたらしてくれる。サバクトビバッタは甚大な農被害をもたらすが、食糧飢饉ではバッタを食べて飢えをしのぐという。そういうものだ。

 

  身の回りにいるメンヘラ女を見てほしい。メンヘラ女ということだけで敬遠してはいなかっただろうか??そして、改めてメンヘラ女を見れば、気が付くだろう。

 

 メンヘラ女はかわいい子が多い。

 

 

 さあ、メンヘラ女に会いに行こう。 

 

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行くぞ!(バーン)

 

 さて、多摩センター駅に着いたのだが、ここからすでにサンリオさんはキメてきている。

 

 キティちゃんをモティーフにしたゴシック調の時計があり、プラットホームの案内板には車掌さんになったポムポムプリンがいて、エスカレーターはリトルツインスターズがこまねいている。

 駅のいたるところに、メンヘラ女を釣るための仕掛けが施されている!

 あまりの用意周到さに、僕は戦慄してしまった。

 

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 駅の演出にかなり度肝を抜かれたが、ピューロランドへと歩を進めた。駅からゆるやかな傾斜を少し上り、左に曲がって少し歩いた先にピューロランドがあるのだが、ゆるやかな坂の途中に、ヤギ二匹がいた。なぜだ。

 

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 ヤギにはエサをあげることが出来るようで、隣には「ヤギのエサ100円と書かれたクリアファイルに入った紙と、桶に入ったエサと、小さな置時計がもともと入っていたみたいなお金を入れる箱が置いてあった。そして、その横には緑のダウンを着た薄汚いおっさんが我々に興味を示さずに無言で立っていた。

 

 このヤギたちを連れてきたのがこのおっさんであることは明白だった。ヤギたちとたわむれようとすると、おっさんがこちらをにらんでくるように見えた。僕には、

「金を払わないなら去れ」

と言っているように見えた。僕は彼のことを全く知らないが、彼はギャンブル依存症で、100円でもいいからパチンコ台に入れる金を欲していたのだろう。彼の態度ではそう捉えられても仕方なかった。

 

 ヤギは思いのほか荒々しく、バカそうだった。隆々とした角で、首を振り上げてきた。恐らく、攻撃された。そして、暇さえあれば壁に貼りついたガムをガシガシと削って食べようとしていた。おっさんから十分な食料を与えられていないのだろうか。

 

 ヤギから去り、先に進んだのだが、サンリオピューロランドに向かうには坂の途中を左に曲がるのだが、坂の先に、なにやらギリシア建築を思わせる建物があった。

 

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 パルテノン神殿のような建物は、その見た目の通り、「パルテノン多摩」という名前であった。愚直すぎる名前の付け方である。人影はほとんどなくて、階段を上ると小さな噴水があったが、水は吹き出していなかった。閑散とした噴水にいつも水を流しているほど予算があるわけではなさそうだった。何をしている建物なのかわからないが、多摩市の非常事態に巨大ロボットに変身する建物なのだと解釈しておくことにした。

 

 ベネッセの建物があった。なぜ多摩なんかにビルを置いたのかわからないが、様々な色と柄で塗られたヤマタノオロチを模したかのようなオブジェがあった。

 

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 現代美術は全く分からないが、これを教育商材の会社の前に置くのはまっとうではあるが、このオブジェは狙いすぎであるような気がした。

 

 ピューロランドと、商店街を繋ぐ橋があった。マリオでクッパを倒す時に落とす橋のように見えた。メンヘラ探検隊なんかをしている僕を殺そうと、僕を嗅ぎつけた勘の鋭いメンヘラ女に橋を落とされてしまいそうな気がして、ヒヤヒヤしながら橋を渡った。運よく、橋を渡り終えると、「Sanrio Puroland」の看板が僕を見下ろしていた。

 

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 今日はここまで!次回はサンリオピューロランドに入り、その様子を皆様にお伝えします!!