ハリボテ探検隊

旅の途中

タピオカ探検隊!①茨谷園〜後半〜

前回は 

 

rayurayu25.hatenablog.com

 

僕の回想でタピオカレポートをする前に終わってしまいましたが、今回はしっかりとレポートしますよ〜!!

 

つちうら横丁の二階に上がった正面に茨谷園さんはあります。

 

茨谷園さんの外装はこんな感じです!

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大きく開放感のある扉、落ち着いた木の枠で、シックなたたずまいです。お店の看板もオシャレですね!

 

〜とりあえず、入店〜

 

店内は、ポップでカラフルな感じで、若い人に人気があるのもうなずけます!

 

時間が遅かったのか、お客さんは僕一人でした。

 

タピオカ各種500円(L)/400円(M)で、とてもリーズナブルです。

 

ハンチングを被り、ターコイズブルーのインナーカラーを入れたオシャレな店員さんが接客してくださいました。タピオカ店員さんっぽいですね〜

 

長谷部「こんにちは〜!すごいオシャレですね!」

 

店員さん「まだ今年に出来たばっかりで、8月に移転してきたので、まだ綺麗なんですよ〜」

 

長谷部「まだって!笑 ここは渋谷園さんの姉妹店ってことを聞きつけて来たんですけど、オススメはなんですか?」

 

店員さん「一番人気は、黒糖ミルクティーです。」

 

長谷部「僕も大好きです😍じゃあ、それのMサイズを一つお願いします!」

 

店員さん「ありがとうございます。左の方でお待ち下さい!」

 

長谷部「楽しみです〜」

 

会計を済ませてお店の左側で待っていると、お客さんが一人だけだったためか、店員さんは僕に話しかけてくれました。

ここから地獄

 

店員さん「男性のお客さんが一人でご来店していただくのは珍しいですね〜」

 

長谷部「そうですよね〜、なかなか男子で一緒にタピオカ行ってくれる人もいないんですよ。一緒にタピオカ巡りしてくれる人がいれば楽しいんですけどね〜」

 

店員さん「チラッ」

 

長谷部「ん?どうかしました?」

なんとなく店員さんがどぎまぎしだしたように見えた。

 

店員さん「あっ、えっと〜、量を間違えてしまったんで、作り直しますね。」

 

慌てて、店員さんは新しいカップを取り出して、作り始めてくれた。

 

長谷部「わざわざありがとうございます。お姉さんはしっかりしてるように見えますけどね〜」

 

店員さん「そ、そんなことないですよ〜」

 

長谷部「タピオカの店員さん始めてどのくらいなんですか?」

 

店員さん「まだ二ヶ月くらいです。ミスが多くて、いつも店長に怒られてるんですよ!笑」

 

長谷部「タピオカ店員さんって今人気だから、忙しそうで、大変ですよね」

 

と返したのだが、店員さんからの返事はなく、会話が途切れてしまった。店員さんもまだ慣れてないし、集中したいだろうと思い、少し黙っていることにした。やがて、店員さんはタピオカを作り終えたようで、ストローをさして、渡してくれた。

 

店員さん「お待たせしました!お待たせしすぎちゃってすみません!」

 

長谷部「大丈夫ですよ。わざわざ作り直していただいて、ありがとうございます😊」

 

店員さん「いえいえ、とんでもないですよ!」

 

長谷部「ありがとうございます、美味しそうです」

 

店内にはイートインスペースがなかったので、店を出て、つちうら横丁の休憩スペースに行こうとした。すると、後ろから

 

「お客さん!」

 

という声がした。見れば、先ほどの店員さんではないか。急いでカウンターの方からお店の外へ出て、僕の元へ来たみたいで、息を切らしている。走ったせいなのか、若干頬が紅潮しているようだ。

 

「何か、忘れ物でもしましたか?」

と聞くと、店員さんは口ごもりながら、

 

「いえ、そういうわけではないんですけど…」

 と言った。ハンチング帽に隠れて彼女の眼は見えないが、もじもじとしている。

 

「も、もしよかったら、今度タピオカ巡りしませんきゃ??あっ!!」

肝心なところで声が裏返ってしまった恥ずかしさで、彼女は両手で顔を覆っている。

 

僕も初対面の女性に、いきなりそんなことを言われたので、動揺してしまった。タピオカ店の目の前で若い男女がうろたえていたので、周りの人は好奇な目で僕らを見つめていた。

 

先に口を開いたのは僕の方だった。

「えっと、ありがとうございます。もしよかったら行きましょうか」

 

彼女は覆っていた両手の隙間から、ありえないというような顔で僕をのぞき込んで、

「えっ!良いんですか!ヤッター!!」

と無邪気に笑った。屈託のない彼女の笑顔に、僕は少しドキッとしてしまった。

 

連絡先を交換した我々は、ちょうど二人とも予定の空いている次の日曜日に東京へ行くことにした。

 

 いきなり僕の前頭葉に強烈な痛みが走った。大男に鈍器で思いっきり殴られたかのような激痛に、その場に僕は倒れこんでしまった。倒れゆく刹那、こちらに駆け寄ってくる店員さんの心配した顔が見える。今にも泣きそうで目をパンパンに膨らませている。泣いた顔も素敵だ。なんてキザなことを考えているうちに、僕は意識をなくしてしまった。

 

 

 

はあ~~、今回もタピオカを飲まずに終わってしまいました。

衝撃的な最後でしたが、いきなり倒れてしまうなんて、長谷部は大丈夫なのでしょうか⁉

 

次回は茨谷園さんレポートの最終回です!果たして、タピオカを飲めるのか⁉

乞うご期待!